ニコレットガムやニコレットパッチは、ドラッグストアで買えるニコチン入りの禁煙補助薬として有名になりました。(ニコレットパッチは現在販売終了)
またニコレットのCMに登場する↓このキャラクターを覚えている方もいるのではないでしょうか。
人によっては、トラウマものです。
反省したのか?最近は路線を変えて、親子の感動物語になっています。
そんなニコレットですが、Amazonや楽天などのネット通販で購入できます。今回は、ニコレットやニコチネルといった市販されているニコチンガムについて説明します。
2017年からはセルフメディケーション税制の対象にもなっており、利用しやすくなっています。
目次
ニコチンガムで禁煙
ニコチンガムとは
ニコチンガムは、禁煙による離脱症状を軽減するために開発されたガムです。ニコチンが含まれているので、まずはタバコの代わりに使用して(ニコチン置換療法)、徐々に摂取量を減らしていきます。
日本ではニコレットとニコチネルという2種類が販売されていますが、成分や用法・用途はほぼ同じです。
タールは含まれないので、タバコと違いタールによる健康被害はありません。
日本では2001年より医薬品として開発・販売されていて、薬局やドラッグストアなどでも購入可能です。
ニコチン置換療法で習慣を変える
ニコチンガムを使った禁煙法は、ニコチン置換療法と呼ばれます。
タバコがやめられない原因として、ニコチンの離脱症状と習慣(精神的依存)の2つがあります。
ニコチンガムではニコチンを摂取することで離脱症状を抑えつつ、習慣を改善していくという方法です。徐々にニコチンガム自体の量も減らしていき、完全な禁煙を目指します。
ニコチンガムの使い方は?
ニコチンガムは1回の使用量は必ず1個で、ニコチンが入っているので当然タバコとの併用は厳禁です。
1個約30~60分間かけて断続的にゆっくりと噛みます。最初に数回噛み、頬と歯茎のあいだに1分以上置いておくというのを、繰り返します。
1日の使用個数の目安は、過去の喫煙数によって変わってきます。
たとえば、
- 1日20本以下は4~6個
- 1日21~30本は6~9個
- 1日31本以上は9~12個
といった感じです。
ただし、1日の総使用個数は24個が限度になります。 ニコチンが入っているので、当然長く使い続けると健康に悪影響を及ぼします。最長でも6ヶ月以内にはやめるようにしましょう。
ニコチンガムの副作用
ニコチンガムにはニコチンが含まれているので、副作用を心配する方もいると思います。
タールが含まれずタバコと成分が違うため、発ガン性はないと考えられていますが下記のような副作用の報告があります。
- 口やのどの痛み・ひりひり感
- あごの筋肉や関節の痛み
- 吐き気、胸焼け、胃の不快感
- 下痢
- 動悸、息切れ
- 頭痛、めまい
上記のような症状が出たら、無理をせずにすぐにお医者さんに相談しましょう。
ニコチンガムをやめられない
副作用以外の注意点としては、タバコをやめるのには成功したものの、ニコチンガムをやめられないという問題があります。
冗談かと思うかもしれませんが、意外と悩んでいる方が多いようです。
ニコチンガムは通常長くても6ヶ月以内、基本的には3ヶ月ほどで使用をやめなくてはいけません。
これについて明確な解決法はありませんが、ニコチンガムの代替品を用意するなどの工夫が必要だと思います。
VAPEとのコラボが可能
アイコスなど加熱式電子タバコはニコチンが入っているので併用は無理ですが、VAPEと呼ばれるリキッド式電子タバコなら併用が可能です。(ニコチン入りリキッドは使用不可。)
習慣を変えるという目的と矛盾する感じもしますが、タバコからVAPEに移行できれば禁煙成功なので、そういう方法もあるというのを頭に入れておいてもいいでしょう。
海外ではガム以外にフリスクタイプや禁煙パイポタイプなども
日本未発売なので利用は自己責任になりますが、個人輸入代行サイトを使えばガム以外にも様々な種類のニコチン入り商品があります。
トローチタイプ・フリスクのようなタブレット・スプレータイプ・点鼻スプレー・禁煙パイポタイプなどです。
興味のある方は、ご自身で調べてみてください。
まとめ
ニコチンガムの利点は、Amazonや楽天、ドラッグストアなどで気軽に買えることと、タバコを吸う習慣とニコチン切れによるイライラを分けて禁煙に挑戦できることです。
セルフメディケーション税制を上手く使えば節約もできますし、まずは試しにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?