ホンマでっか!?チャンピックスとニコチンパッチの併用で成功率UP?

チャンピックス(成分名:バレニクリン)は、ほかのニコチン製剤(ニコチンガムやニコチンパッチなど)との併用がNGとされています。

これは、副作用が出やすくなると考えられているためです。

しかし、2014年にJAMA誌(米国医師会雑誌)で発表された論文で、ニコチンパッチとバレニクリンの併用療法は、チャンピックス単独よりも禁煙成功率が高いと報告されました。

今回は、チャンピックスとニコチン製剤との併用について考えてみたいと思います。

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チャンピックスとニコチン製剤の併用

調査方法と結果

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主に、上のサイトを参考にしました。

この研究は、2011年~2012年にアフリカの7施設で446名に対し行われました。

方法は、

  • 1週間目 ニコチンパッチ15mg
  • 2週間目 ニコチンパッチ15mg+チャンピックス(1~3日目0.5mg、4~7日0.5mg×2)
  • 3週間目から禁煙開始 ニコチンパッチ15mg+チャンピックス1mg×2
  • 12週終了時にニコチンパッチ終了
  • 13週間目 チャンピックス(1~4日目0.5mg×2、5~7日目0.5mg)
  • 終了

ちょっとわかりづらいかもしれませんが、上記のような方法です。

ニコチンパッチを1週間早く始めるのと、13週目にチャンピックスの減薬期間があるのが特徴です。

結果は、

  • チャンピックス単独
    12週時点の禁煙率が40.9%、24週時点の禁煙率が32.6%
  • ニコチンパッチとの併用
    12週時点の禁煙率が55.4%、24週時点の禁煙率が49.0%

と併用療法の禁煙継続率が有意に(偶然ではなく)高くなっています。

また、6ヶ月時点の完全禁煙率も、単独46.7%に対し、併用65.1%と有意に高くなっています。

副作用は強くなったのか?

併用療法の人に不眠やうつ病、吐き気など副作用の発見件数が多かったですが、誤差の範囲で統計上有効とはいえませんでした。

明らかに差があったのは、パッチによる「かぶれ」などの皮膚症状のみです。

この研究だと、ニコチン製剤を併用した場合は「かぶれ」が多くなる、としかいえません。

ニコチンパッチと併用しても大丈夫?

安全面には疑問が残る

この研究結果でわかるのは、チャンピックスとニコチンパッチを併用すると、禁煙継続率が上がり、「かぶれ」る確率が増えることです。

結果を見ると、併用しても問題ないように思えます。

しかし統計上有効ではないとはいえ、併用療法の場合に副作用が多い傾向だったので、はっきりと安全とは言えない結果でしょう。

原則NG。併用するなら医師と相談の上で

今回の研究結果では、併用した場合に必ずしも副作用が出やすいとはいえません。

だからといって安全だともいえないので、併用は控えたほうがよいでしょう。

私の体験上だと、チャンピックスは副作用が出やすいです。なので、なるべくリスク要因は減らすべきです。

どうしても、チャンピックスとニコチン製剤を併用したいという場合は、医師の方と相談してみてください。

ホンマでっかTV出演の石原藤樹さんのブログを参考にしました。

ホンマでっか

今回の話題は、このブログの記事を参考にしました。

チャンピックスとニコチンパッチ併用療法の禁煙効果について – 石原藤樹のブログ(元六号通り診療所所長のブログ)

現在は六号通り診療所ではなく、北品川藤クリニックの院長です。

石原先生は、今回の研究は興味深いとしつつも、

まだ結論を出すのは早いと思いますし、
軽率に併用療法を選択するのは、
慎むべきではないかと思います

と書いています。

やはり1回の研究結果で結論を出すのは、難しいといったところでしょう。

まとめ

チャンピックスとニコチンパッチの併用は、原則NGと考えましょう。

チャンピックスは単体でも、意識障害など重い副作用をおこすおそれがあるので、少しでも疑わしいものはなるべく避けたほうがよいです。

  • チャンピックスorニコチン製剤+ニコチンの入っていない電子タバコ(VAPEなど)
  • ニコチン製剤+ブプロンSR
  • ニコチン製剤+ニコチン製剤(ニコチンパッチ+ニコチンガムなど)

などの組み合わせなら問題はないので、そのあたりから攻めていくのがいいと思います。

チャンピックスとニコチン製剤の併用の危険性について、はっきりと言えない結果でしたが、リスクがある以上は止めておきましょう。

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